校長通信

グンマeスポーツアワード 大賞受賞

 

eスポーツ部の皆さん、グンマeスポーツアワード e活性化部門大賞受賞、おめでとうございます。今回のテーマは、「Drive Innovation in Gunma ~工業高校から起こすイノベーション~」で、eスポーツを通じて、企業、地域をつなげ、群馬県を元気にしたいという内容であり、素晴らしい発表でした。また多くの方々から高い評価をいただきました。

思い起こせばこのeスポーツ部は、昨年の春に部員11名で無線部からスタートし、結成わずか1年足らずです。よくここまで成長してくれたと思います。これも生徒たちの「やる気」はもちろん、関係してくれた先生、企業、自治体の方々のつながりの御陰だと思っています。今後はこの発表内容の実現に向けて更なる飛躍を期待します。

 

予餞会の開催

 2月9日(金)予餞会を開催しました。現在、本校では感染症が蔓延している状況であるため、1,2年生は教室でのリモートで、3年生のみ体育館で行いました。この予餞会は卒業前の3年生に予め餞別を渡す会であり、皆さんの感謝や恩などの愛情が詰まった素晴らしい会であります。今日はこの会を通じて、それぞれが高校生活を振り返り、お世話になった先輩、後輩、友人、先生方に対して、改めて感謝を感じ取る機会にしていただきたいと思います。

 人と言うのは、誰かに支えられてはいますが、人から良いことをされれば、別な人に良いことをするし、親切にされれば、親切をするものです。それが人ではないでしょうか?皆さんもこの高校生活の中で、様々な形で恩や親切、助けをもらったと思います。今後は是非その思いを別の誰かにしてあげてください。そして恩の連鎖を起こしてください。そのようなことから、よりよい学校、よりよい社会になっていくと思います。

 

 

三学期始業式 式辞

1.今年の干支について
 今年の干支は、ご存じ辰年ですが、正式には、甲辰(きのえたつ)の年になります。干支は、十二支だけでなく、その前に十干というものがあり、その十干と十二支を合わせたものをいいます。今年は、甲(きのえ)が十干で、辰(たつ)十二支になります。
さてこの甲辰(きのえたつ)は、どのような年かと言いますと、この甲は、十干の中でも「甲乙丙丁~癸」の始まりであり、物事の始まりととらえることができる。また、辰は、発芽した植物がしっかりとした形になる、勢いと大きな力、成功ととらえるものです。この二つが合わさる甲辰は、新しいことを始めて成功する、いままで準備してきたことが形になるといった、縁起のよい年になると考えられる。コロナ禍の影を脱して迎える2024年。新たな成功を目指して、何かにチャレンジするのに最適な甲辰です。さあ、皆さんもそんな成長の年に行動を起こしていただきたいと思います。
2.進取果敢という言葉について
 この甲辰年にふさわしい言葉として進取果敢という言葉を紹介します。進取果敢とは、新たなことを積極的に行ない、困難や障害にも果敢に立ち向かう様子を表す言葉です。何事にも臆せずに進み、難しいことにも立ち向かっていく、大胆で勇敢な態度や行動を指す表現として使われます。是非今年は、この言葉のように自ら考えそして行動を起こしてください。行動を起こすことによって様々な失敗は生じると思います。だが、その失敗を恐れず、逞しく突き進んでください。人の成長には、試練、困難、苦労が必要なのです。是非、今年はそんなチャレンジの年にしていただきたいと思います。「意志ある者に道は開ける。」

二学期終業式 式辞

 

 本日は、運について話をしました。

「あなたは、運がいいか?」現パナソニック創業者である松下幸之助さんは、採用試験の最後にいつもこの質問をしたようです。そして「運がいい」と答えた人を採用していたようです。実は運のいい人には、特徴があるようです。それは、自分のことだけでなく、家族や友人、知人、他人、社会全体のことを考えられる人程。また、目先の事だけでなく、自分の将来を含め、子どもの将来、社会全体の将来を考えられるような人程、運が良くなるようです。

つまり配慮範囲が広い人程、運は良くなるようです。「運」とは運ばれてくるものです。では誰が運んでくるのか?それは人によって運は運ばれてきますので、人にはお互い様の意識で、誰に対しても優しく接することが重要なようです。

また、「将来は明るい」と考えることも大切です。冒頭で紹介した松下幸之助さんに「あなたは、なぜ成功したのですか?」と尋ねたところ次のように答えたようです。

①貧乏だったから、②学歴がなかったから、③病弱だったから。普通この三つは不運な事と思われますが、松下幸之助さんは、「貧しかったから、お金の大切さを学んだ」、「学歴がなかったから、人の話をよく聞き、自らも勉強した」、「病弱だったから、人の力を借りて任せることの重要性を知った」と捉え、幸運な出来事に変えたのです。もし、「将来は明るい」と思えていなかったら、こんな発想も生まれてなかったと思います。物事に失敗は付きものですが、少々のことでは、諦めず、「将来は明るい」と粘り強く考えるも重要なようです。

運勢とは、運の勢いと書きます。勢いを増すためには行動が大切です。何事にも行動的にチャレンジし、皆さんの運を高めていただきたいと思います。来年も皆さんにとって佳い年になりますように祈念いたします。

球技大会の様子

令和5年12月20日(水)、21日(木)の二日間にわたり、球技大会が行われました。天候にも恵まれ、絶好の運動日和になりました。生徒たちの楽しそうな様子を見ているとさすが子どもは「風の子」だと思っていました。しかし反面、感染症が猛威を振るい、欠席者も多くなってしまいました。クラスによってはインフルエンザ罹患者多数により学級閉鎖にもなってしまいました。それでも二学期の終業を前に生徒たちの伸び伸びとした様子と絶え間ない笑顔が見られ、とても良かったです。でも来年度は開催時期も、もう一度考え直さなければかな?

 

 

電気自動車大会の結果

令和5年12月16日(土)、前橋工業高等学校で工業部会主催の電気自動車大会が開催されました。競技内容は、あらかじめ決まられたモーターやバッテリーを使用し、走行距離を競うものであります。大会のエントリー数は総計24台でした。本校は4台がエントリーしましたが、見事、本校の4台が1位から4位まで上位を独占してくれました。また大会7連覇達成であります。おめでとうございます。これも日々の努力の賜ですね。今後もこの経験を生かし、何事にもチャレンジし、新たな目標を目指し、頑張ってくれることを期待しています。

 

 

修学旅行に参加して

12月6日(水)~9日(土)までの3泊4日で沖縄に修学旅行で行ってきました。天候にも恵まれ、生徒たちも楽しい日々を過ごしてくれたと思います。出発当日は、朝5時30分に学校を出発し、沖縄には昼の12時30分頃に到着しました。初日は平和学習がメインでひめゆり平和祈念資料館にて、平和講話を聞き、戦争の悲惨と平和の尊さを学習しました。その後は那覇に行き、楽しみにしていた国際通り散策をしました。初日のホテルでは、なかなか眠れないのか私の隣の部屋では、生徒のひそひそ話が夜遅くまで聞こえていました。二日目はクラス別バス研修で各コースを楽しんでいました。私が同行したクラスは、旧海軍司令壕、かりゆし水族館や万座毛に行きました。三日目は、終日班別タクシー研修です。美ら海水族館をチェックポイントとして、生徒たちが各で決めたコースを散策していました。最終日はフライトの時間も遅いため、中城と首里城の見学に行きました。首里城も4年前の焼失から工事が徐々に進められて、その復元作業が見学コースになっており、少々驚きました。予定では、3年後の2026年頃が完成予定のようです。その後14時の飛行機に乗り、沖縄を後にし無事帰ってきました。

沖縄はリゾート地のイメージが強いですが、78年前の戦争では約12万人の人が犠牲になった地でもあります。今回の修学旅行では、当たり前に行ってきたのではなく、当たり前のことが如何にありがたく、幸せなことか、また平和の有り難さについて、改めて理解してくれた旅行であったと願います。

  

 

 

テクノフェア2023への出場

令和5年12月4日、群馬県総合教育センターにてテクノフェア2023(群馬県高等学校工業系生徒研究発表大会)が開催されました。

本校では、電気情報科の生徒がテーマ「ノッ君スマッシュ」と題して、バドミントンノックマシンの製作発表を行いました。内容は簡単に言うとバトミントンのシャトルが自動的に連射されるマシンです。機構的にはマイコンでモーターの回転速度を制御し、シャトルを連続的に繰り出すものです。製作における様々な工夫や苦労がよく分かるとてもよい発表でした。

もう一つが「タイ王国海外研修に参加して」と題して、今夏、海外研修に参加した電子機械科3年 金子渓太朗の発表でした。タイ王国で体験した経験を基に堂々と発表していました。印象的な言葉として、「日常の当たり前は、当たり前ではない」と言うことでした。彼の人間的な成長がうかがえた機会でありました。

やっぱり何事も行動し、経験することが大切ですね。「Take Action」

 

とんぼ玉のプレゼント

 過日、生徒から「校長先生、授業でつくったとんぼ玉です。どうぞ!」と言ってとんぼ玉のキーホルダーをもらいました。工業は授業で様々な実験や実習を行いながら、ものづくり製作をしています。どうやらとんぼ玉も簡単につくれるようです。

概略、とんぼ玉は、何色かのガラス棒をバナーで溶かして、ステンレス棒に巻き付けて乾燥させるだけで完成できるようです。ただ実際は、そこで様々な工夫が用いられるようです。

今後も授業の中で、技術を磨き、魂を磨き、人間的に成長して欲しいと思います。

もらったとんぼ玉、大切に使います。