二学期終業式 式辞

 

 本日は、運について話をしました。

「あなたは、運がいいか?」現パナソニック創業者である松下幸之助さんは、採用試験の最後にいつもこの質問をしたようです。そして「運がいい」と答えた人を採用していたようです。実は運のいい人には、特徴があるようです。それは、自分のことだけでなく、家族や友人、知人、他人、社会全体のことを考えられる人程。また、目先の事だけでなく、自分の将来を含め、子どもの将来、社会全体の将来を考えられるような人程、運が良くなるようです。

つまり配慮範囲が広い人程、運は良くなるようです。「運」とは運ばれてくるものです。では誰が運んでくるのか?それは人によって運は運ばれてきますので、人にはお互い様の意識で、誰に対しても優しく接することが重要なようです。

また、「将来は明るい」と考えることも大切です。冒頭で紹介した松下幸之助さんに「あなたは、なぜ成功したのですか?」と尋ねたところ次のように答えたようです。

①貧乏だったから、②学歴がなかったから、③病弱だったから。普通この三つは不運な事と思われますが、松下幸之助さんは、「貧しかったから、お金の大切さを学んだ」、「学歴がなかったから、人の話をよく聞き、自らも勉強した」、「病弱だったから、人の力を借りて任せることの重要性を知った」と捉え、幸運な出来事に変えたのです。もし、「将来は明るい」と思えていなかったら、こんな発想も生まれてなかったと思います。物事に失敗は付きものですが、少々のことでは、諦めず、「将来は明るい」と粘り強く考えるも重要なようです。

運勢とは、運の勢いと書きます。勢いを増すためには行動が大切です。何事にも行動的にチャレンジし、皆さんの運を高めていただきたいと思います。来年も皆さんにとって佳い年になりますように祈念いたします。