校長挨拶

 
 本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、昭和36年に開校し、今年創立64年目を迎える工業高校です。また、平成元年に太田市内ヶ島の校舎から現在の茂木校舎へ新築全面移転をいたしました。“三角屋根”が特徴の他にない校舎となっております。

これまでに1万3千人を超える卒業生を、次代を担う技術者として輩出してまいりました。地域はもとより国内外で高く評価されており、活躍をしています。『人間性、実力、健康』の校訓をもとに、在校生も社会に貢献できる有為な人材となるよう、日々懸命に努力をしています。

 工業高校の基本は“ものづくり”です。ものづくりは一人ではできません。ものづくりを通してコミュニケーションを図り、チームワークの大切さを学びます。このように、工業高校ならではの学びを通して生徒を育てているのも本校の特色であります。 

部活動では、運動部13団体、文化部11団体と盛んに活動が行われています。運動部では、硬式野球部の甲子園出場をはじめ、インターハイや関東大会出場を果たしております。文化部では、自動車研究部が電気自動車大会で7年連続県大会優勝を誇ります。また、県内工業高校初となるe-sports部を創設し、e-sportsを通じて、企業、地域をつなげ、“元気で活力ある群馬”をつくるために日々活動をしています。アイデアロボット研究でも多くの生徒が熱心に取り組み、関東大会や全国大会出場等の成果を上げています。

 これからも、心身のバランスのとれた工業のスペシャリストの育成を目指し、教育活動に励んでまいります。今後とも、太工生の成長と本校の発展のため、さらなる皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

令和6年4月1日

校長通信

グンマeスポーツアワード 大賞受賞

 

eスポーツ部の皆さん、グンマeスポーツアワード e活性化部門大賞受賞、おめでとうございます。今回のテーマは、「Drive Innovation in Gunma ~工業高校から起こすイノベーション~」で、eスポーツを通じて、企業、地域をつなげ、群馬県を元気にしたいという内容であり、素晴らしい発表でした。また多くの方々から高い評価をいただきました。

思い起こせばこのeスポーツ部は、昨年の春に部員11名で無線部からスタートし、結成わずか1年足らずです。よくここまで成長してくれたと思います。これも生徒たちの「やる気」はもちろん、関係してくれた先生、企業、自治体の方々のつながりの御陰だと思っています。今後はこの発表内容の実現に向けて更なる飛躍を期待します。

 

予餞会の開催

 2月9日(金)予餞会を開催しました。現在、本校では感染症が蔓延している状況であるため、1,2年生は教室でのリモートで、3年生のみ体育館で行いました。この予餞会は卒業前の3年生に予め餞別を渡す会であり、皆さんの感謝や恩などの愛情が詰まった素晴らしい会であります。今日はこの会を通じて、それぞれが高校生活を振り返り、お世話になった先輩、後輩、友人、先生方に対して、改めて感謝を感じ取る機会にしていただきたいと思います。

 人と言うのは、誰かに支えられてはいますが、人から良いことをされれば、別な人に良いことをするし、親切にされれば、親切をするものです。それが人ではないでしょうか?皆さんもこの高校生活の中で、様々な形で恩や親切、助けをもらったと思います。今後は是非その思いを別の誰かにしてあげてください。そして恩の連鎖を起こしてください。そのようなことから、よりよい学校、よりよい社会になっていくと思います。

 

 

三学期始業式 式辞

1.今年の干支について
 今年の干支は、ご存じ辰年ですが、正式には、甲辰(きのえたつ)の年になります。干支は、十二支だけでなく、その前に十干というものがあり、その十干と十二支を合わせたものをいいます。今年は、甲(きのえ)が十干で、辰(たつ)十二支になります。
さてこの甲辰(きのえたつ)は、どのような年かと言いますと、この甲は、十干の中でも「甲乙丙丁~癸」の始まりであり、物事の始まりととらえることができる。また、辰は、発芽した植物がしっかりとした形になる、勢いと大きな力、成功ととらえるものです。この二つが合わさる甲辰は、新しいことを始めて成功する、いままで準備してきたことが形になるといった、縁起のよい年になると考えられる。コロナ禍の影を脱して迎える2024年。新たな成功を目指して、何かにチャレンジするのに最適な甲辰です。さあ、皆さんもそんな成長の年に行動を起こしていただきたいと思います。
2.進取果敢という言葉について
 この甲辰年にふさわしい言葉として進取果敢という言葉を紹介します。進取果敢とは、新たなことを積極的に行ない、困難や障害にも果敢に立ち向かう様子を表す言葉です。何事にも臆せずに進み、難しいことにも立ち向かっていく、大胆で勇敢な態度や行動を指す表現として使われます。是非今年は、この言葉のように自ら考えそして行動を起こしてください。行動を起こすことによって様々な失敗は生じると思います。だが、その失敗を恐れず、逞しく突き進んでください。人の成長には、試練、困難、苦労が必要なのです。是非、今年はそんなチャレンジの年にしていただきたいと思います。「意志ある者に道は開ける。」

二学期終業式 式辞

 

 本日は、運について話をしました。

「あなたは、運がいいか?」現パナソニック創業者である松下幸之助さんは、採用試験の最後にいつもこの質問をしたようです。そして「運がいい」と答えた人を採用していたようです。実は運のいい人には、特徴があるようです。それは、自分のことだけでなく、家族や友人、知人、他人、社会全体のことを考えられる人程。また、目先の事だけでなく、自分の将来を含め、子どもの将来、社会全体の将来を考えられるような人程、運が良くなるようです。

つまり配慮範囲が広い人程、運は良くなるようです。「運」とは運ばれてくるものです。では誰が運んでくるのか?それは人によって運は運ばれてきますので、人にはお互い様の意識で、誰に対しても優しく接することが重要なようです。

また、「将来は明るい」と考えることも大切です。冒頭で紹介した松下幸之助さんに「あなたは、なぜ成功したのですか?」と尋ねたところ次のように答えたようです。

①貧乏だったから、②学歴がなかったから、③病弱だったから。普通この三つは不運な事と思われますが、松下幸之助さんは、「貧しかったから、お金の大切さを学んだ」、「学歴がなかったから、人の話をよく聞き、自らも勉強した」、「病弱だったから、人の力を借りて任せることの重要性を知った」と捉え、幸運な出来事に変えたのです。もし、「将来は明るい」と思えていなかったら、こんな発想も生まれてなかったと思います。物事に失敗は付きものですが、少々のことでは、諦めず、「将来は明るい」と粘り強く考えるも重要なようです。

運勢とは、運の勢いと書きます。勢いを増すためには行動が大切です。何事にも行動的にチャレンジし、皆さんの運を高めていただきたいと思います。来年も皆さんにとって佳い年になりますように祈念いたします。

球技大会の様子

令和5年12月20日(水)、21日(木)の二日間にわたり、球技大会が行われました。天候にも恵まれ、絶好の運動日和になりました。生徒たちの楽しそうな様子を見ているとさすが子どもは「風の子」だと思っていました。しかし反面、感染症が猛威を振るい、欠席者も多くなってしまいました。クラスによってはインフルエンザ罹患者多数により学級閉鎖にもなってしまいました。それでも二学期の終業を前に生徒たちの伸び伸びとした様子と絶え間ない笑顔が見られ、とても良かったです。でも来年度は開催時期も、もう一度考え直さなければかな?